二太郎の中学受験 2026 〜ときどき一姫の回顧録〜

長女は2022年に中学受験終了、二太郎(長男)も3年後を目指して欲しい

2023年大学入試:速報第1弾・東大「推薦」京大「特色入試」合格者出身高校一覧 中高一貫校優位の中、健闘の3年制高校も

サンデー毎日さんが出す大学受験の記事には、いつも興味をもってしまいます。

weekly-economist.mainichi.jp

23年度入試の合格校を見ると、最多は3人の小石川中教、早稲田、灘といった一貫校。

2人合格者がいる学校は立命館慶祥、八戸、秋田、千葉・県立、日比谷、麻布、渋谷教育学園渋谷広尾学園聖光学院金沢泉丘、藤島、岐阜、神戸大付中教、広島。

途切れることなく、8年連続で合格者を出している学校は、日比谷と渋谷教育学園渋谷の2校。8年間の累計合格者数は、日比谷と渋谷教育学園渋谷が14人で最多。11人が秋田と広島、9人が筑波大付、麻布、海城、灘となっている。

累計で上位の学校について、他のサイトのデータを参考に直近の5年間の推薦合格者数を表にしました。

学校名 累計 2023 2022 2021 2020 2019
渋谷教育学園渋谷 14 2 3 1 2 2
日比谷 14 2 2 2 2 2
秋田 11 2 1 3 1 1
広島 11 2        
9 3 2 1 1 1
麻布 9 2 1 3 1  
海城 9 1 2 2 1  
筑波大附 9 1 2   2 2

※広島中学校・高校は2022年以前のデータを見つけられませんでした

(参考サイト)

www.asahi.com

juken-log.net

ここにあがっている学校名を眺めてみると、面倒見がよいと評判の学校が多い気がします。

国公立大や少なくとも関東の私立大では、一般入試に頼らない学生の確保に力をいれている印象があります。

長期的なトレンドとしては、学力だけではなくて、中高時代にしてきたことと、今後どのようなことがしたいのかがより重要視されるようになるのだと思います。

 

長女(中1)のディベートの授業②

「表現」の授業の中でやるディベートのお題について、具体的に教えてもらいました。

  1. 日本は救急車の利用を有料にすべきか
  2. 売店の24時間営業を禁止すべきか
  3. eスポーツをオリンピック種目に入れるべきか
  4. 当校は~を廃止すべきか("~"は対戦する両チームの合意で決める)

画像はイメージ

どれもお題として興味深いというか、肯定も否定もどちらからも意見がたくさん出そうなものばかりだなぁという印象です。

強いて言うと、4番目の「~を廃止すべきか」はお題の決定自体が、対戦相手同士で決められるそうですが、肯定側(なにかを廃止すべきと主張する側)は現在の学校が実施していることを否定しないといけないので、ディベートに勝った場合は学校に改善要望を出さないといけなくなる、というのは勝手な思い込みでしょうか。。

ちなみに、お題の主張の細かい部分は、対戦相手同士で話し合って決められるそうです。例えば、救急車を有料とする場合に手術後だったら無料にするとか、eスポーツとはどのようなものを指すかなど。

準備段階も含めて、知的好奇心が刺激されそうですね。

長女(中1)のディベートの授業①

ここ最近の「表現」の授業は、ディベートの準備と試合をしているそうです。

画像はイメージ

「表現」の授業は、国語のなかの科目の1つで、国語は「現代文」「古典」「表現」にわかれているそうです。

「表現」という科目が存在することは、私が(30年前に)中学に通っていたときとは違っていて、興味深いです。

「表現」の授業では、新聞を作成したり、プレゼンしたり、今回のようにディベートをするそうです。

このような能力は、私たちの世代ではあまり重要視されていなかった気がしますが、仕事をしていると文章力やパワーポイントでの資料作成などが必要になることがあるので、かなり実用的なスキルであると言えます。

ディベートの授業は、1クラスを8つにわけて、それぞれの2組に異なるテーマ(計4つ)を与えて試合をするそうです。

長女は楽しいと言っています。

もう少し詳しい話を聞きだしてみたいと思っております。

 

大問5の(4)が合否の分かれ道…開成中の入試で"算数が得意で頭のキレる子が不合格"になった世紀の大誤算

首都圏の中学受験が終了し、落ち着いた現在、気になる記事をみつけました。

news.yahoo.co.jp

[記事を書いた人]

西村則康さん

  • プロ家庭教師「名門指導会」代表
  • 中学受験情報局 主任相談員

[要点]

思考力を求める問題がスタンダード

  • この流れは4年前から見えはじめていた
  • 従来の中学入試は、知識と熟練による受験スキルが合否を決めていた
  • 問題文が非常に長くなっている
  • 面白がって読み進めていけるか、絶望的になるかで勝負がつく

今年の開成の算数入試は、ひと言で言うと「めちゃくちゃ簡単」

  • 合格者平均点は76.4点(85点満点)
  • 得点率で換算すると89.9%
  • 手応えを感じた子の多くが、合格発表で自分の受験番号がなく絶望した
  • 算数だけが得意という子もはじかれ、不合格になる
  • 合否の分かれ目の一つとなったのが、大問5の整数の問題
  • 誘導に乗って取り組めば、開成受験者にとっては何ということもない問題

現在のトレンド

  • 導入やヒントにあたる小問から始まり、だんだんと深く考えさせる問題が今年は特に多い
  • 入学後そういう姿勢で授業に臨んでほしいから
  • 難問・奇問はすっかり姿を消し、受験スキルはそこまで求められなくなった
  • 代わりに増えたのが、思考系問題を解く際に必要とされる骨太の学力

骨太の学力をつけるために何をすればよいのか

  • 文章を整理しながら読み解く力
    • 文章を読みながら大事なポイントに線を引く
  • 手作業から考える糸口を探すといった書く力
    • 図形問題を解くときに図を書きながら考えてみる
  • 「この問題を自分の力で解いて見せるぞ!」という強い気持ち
    • 自己肯定感がなければ、なかなか育ちにくい
  • 「今、何が分かっているのか」(仮定)を意識する
  • 「何を聞かれているのか」(結論)を意識する

トレンドは「大量学習・パターン演習」の見直し

  • 「何かをたくさん覚えたり、解いたりする」ことよりも、「どのように勉強をしてきたか」
  • 勉強量だけではなく、勉強の質
  • 大量学習・パターン学習といった「タスク管理型」学習から、「プロセス重視型」

[二太郎パパの所感]

記事のタイトルがキャッチ―ですが、中身を読んでみると読者(受験生の親御さん)に向けた骨太なアドバイスになっていました。

おもに次年度以降の受験生に向けた内容かと思います。

開成中の出題の先生の想定通りだったのか、本当に誤算だったのかはわかりませんが、すくなくとも合格者は思考系の問題が解けて、他の科目でも勝負できる有能な子であるはずです。

二太郎はもうすぐ小4になり、本格的な勉強がはじまるかと思うので、上記の内容を(親が)心にとめておきたいです。

神奈川・男子御三家の偏差値

1996〜2019年 の 24年間の四谷大塚、結果偏差値の推移です。

  96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
聖光学院 66 66 65 65 65 66 66 66 64 65 65 67 67 67 67 68 68 70 69 70 70 68 69 69
聖光学院 66 66 65 65 66 65 66 66 66 66 68 68 68 67 67 69 69 71 70 70 70 68 68 69
栄光学園 69 67 67 68 67 65 66 65 64 65 65 66 68 65 65 66 67 67 67 66 66 66 65 66
浅野 63 62 62 61 61 61 60 60 61 61 61 63 63 63 62 63 65 65 64 64 65 64 64 64

(参考サイト)

〜2014年 https://data-tengoku.com/juken/juken.htm

2015年〜 過去12年間の結果偏差値 東京/神奈川/千葉/埼玉 - 偏差値60の壁なんてない

[表を作成した背景]

妻から、聖光学院は新興校で、昔は栄光や浅野がすごかったという話を聞きました。

しかし、1997年の時点では既に2強と言っていい偏差値になっていました。

直近の23年間(2001年以降)では、聖光の高い方の偏差値は栄光をほぼ上回っています。

もっと古いデータで見てみないと、裏づけはできなそうです。

保護者の苦情は「宝」と教師に説いた「伝説の校長」…率直に意見交換ができる開かれた学校に

タイトルの記事を(無料部分だけ)読みました。

www.yomiuri.co.jp

私なりにまとめてみました。

田村さんの教育方針 二太郎パパの所感
「特別進学コース」を設けない 他のICTや海外に力を入れている学校とは対照的
自分で選んだテーマで1万字前後の論文 特定のテーマを深掘りして
レポート作成するのは他校でも聞く
海外からの帰国生を受け入れ 今では多くの学校で実施している
開校当時は珍しかったのだと思う
校長講話 1校あたり年間30回やっている学校は他になさそう
保護者と直接意見交換する取り組み 他にやっている学校はあるかも
このあたりの事情は外部から知るのは難しい
保護者にも授業を公開 中学では普通は授業参観がある
シラバス」(授業計画書)を配布 他ではあまり聞かない
ただしこれだけでは教育に大きな影響はなさそう

これらは開校当時は、先進的でユニークと捉えられたものもあるようですね。

いまでは新興校で当たり前になりつつあるものや、もともと伝統校でやっていたものもあるかと思います。

渋幕と渋渋は伝統校の一部をマネて、さらにオリジナルの施作を盛り込み、それを見た新興校はさらにそれをマネるといった感じでしょうか。

読売新聞は購読していないため、私のまとめ・所感はここまでとなります。

記事で紹介されていた書籍はおもしろそうなので、購入してみようと思います。

ちなみに、田村さんの過去の書籍「教えて! 校長先生 - 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか 」は以前に買って読んでいるので、時間があるときにレビューしたいと思っています。

長女(中1)のバレンタイン事情

本日はバレンタインデーでした。

二太郎パパは誰からもチョコをもらっていません。

二太郎はママにもらったようです。

長女は学校でだいぶもらったようです。

いただいたチョコ(すでに一部食べています)

今朝もいつも通りギリギリの電車に乗って登校してゆきました。

その際はバレンタインデーであることは忘れていたそうで、行きのコンビニで慌ててチョコのお菓子を買っていったそうです。

共学校なので、「男子はもらってた?」と聞くと、「さあ」とのことでした。

まあ、女子同士でプレゼントするのがほとんどなのでしょう。

私立中学というと、自由な校風と、厳しめの校風とあると思いますが、こういったイベントを気兼ねなく楽しめる点では、自由な校風の学校をおすすめしたいです。