中高一貫校の休校期間中の課題
長女が休校期間中の宿題を解いていました。
丸つけだけ手伝いましたが、問題の難しさに驚きました。
(y - 1/3) (y + 4/3)
数学の式を展開する問題なのですが、私の30年前のおぼろげな記憶では、このレベルの問題はもっと上の学年から習い始めるもので、中1ではもっと簡単なことをしていた気がします。
そもそも、テキスト名に「代数」という言葉が入っているのですが、代数という言葉を私が初めて聞いたのは大学の講義名とその教科書でした。
長女(中1)が取り組んでいる問題集はこちら↓
『新課程 体系問題集 数学2 代数編 発展』
書籍名からして(いい意味で)ヤバい雰囲気が出ています。
私が中学生だったときは確か、数学という授業しかなかったのですが、長女の学校では「数量」と「幾何」に分かれているようです。
「幾何」という言葉も、私は大学に入ってから覚えました。
結局なにが言いたいのかといいますと、中高一貫校というのは、生徒が中1として入学してきたときから、勉強に関しては6年後を見据えたカリキュラムになっているのだろう、ということです。
それに対して、単体の中学校というのは、高校受験までしか見据えていなくて、一般的な公立中学では、生徒ごとに理解度もバラバラなんだろうな、ということです。
自走できる子にとっては、どちらでもいいのかもしれませんが、多くの自走できない子にとっては、全生徒の6年後の学力を引っぱり上げようとしてくれる中高一貫校のほうが、学力の観点では良いのだろうと思っています。