二太郎の中学受験 2026 〜ときどき一姫の回顧録〜

長女は2022年に中学受験終了、二太郎(長男)も3年後を目指して欲しい

大問5の(4)が合否の分かれ道…開成中の入試で"算数が得意で頭のキレる子が不合格"になった世紀の大誤算

首都圏の中学受験が終了し、落ち着いた現在、気になる記事をみつけました。

news.yahoo.co.jp

[記事を書いた人]

西村則康さん

  • プロ家庭教師「名門指導会」代表
  • 中学受験情報局 主任相談員

[要点]

思考力を求める問題がスタンダード

  • この流れは4年前から見えはじめていた
  • 従来の中学入試は、知識と熟練による受験スキルが合否を決めていた
  • 問題文が非常に長くなっている
  • 面白がって読み進めていけるか、絶望的になるかで勝負がつく

今年の開成の算数入試は、ひと言で言うと「めちゃくちゃ簡単」

  • 合格者平均点は76.4点(85点満点)
  • 得点率で換算すると89.9%
  • 手応えを感じた子の多くが、合格発表で自分の受験番号がなく絶望した
  • 算数だけが得意という子もはじかれ、不合格になる
  • 合否の分かれ目の一つとなったのが、大問5の整数の問題
  • 誘導に乗って取り組めば、開成受験者にとっては何ということもない問題

現在のトレンド

  • 導入やヒントにあたる小問から始まり、だんだんと深く考えさせる問題が今年は特に多い
  • 入学後そういう姿勢で授業に臨んでほしいから
  • 難問・奇問はすっかり姿を消し、受験スキルはそこまで求められなくなった
  • 代わりに増えたのが、思考系問題を解く際に必要とされる骨太の学力

骨太の学力をつけるために何をすればよいのか

  • 文章を整理しながら読み解く力
    • 文章を読みながら大事なポイントに線を引く
  • 手作業から考える糸口を探すといった書く力
    • 図形問題を解くときに図を書きながら考えてみる
  • 「この問題を自分の力で解いて見せるぞ!」という強い気持ち
    • 自己肯定感がなければ、なかなか育ちにくい
  • 「今、何が分かっているのか」(仮定)を意識する
  • 「何を聞かれているのか」(結論)を意識する

トレンドは「大量学習・パターン演習」の見直し

  • 「何かをたくさん覚えたり、解いたりする」ことよりも、「どのように勉強をしてきたか」
  • 勉強量だけではなく、勉強の質
  • 大量学習・パターン学習といった「タスク管理型」学習から、「プロセス重視型」

[二太郎パパの所感]

記事のタイトルがキャッチ―ですが、中身を読んでみると読者(受験生の親御さん)に向けた骨太なアドバイスになっていました。

おもに次年度以降の受験生に向けた内容かと思います。

開成中の出題の先生の想定通りだったのか、本当に誤算だったのかはわかりませんが、すくなくとも合格者は思考系の問題が解けて、他の科目でも勝負できる有能な子であるはずです。

二太郎はもうすぐ小4になり、本格的な勉強がはじまるかと思うので、上記の内容を(親が)心にとめておきたいです。